鳳来寺山自然科学博物館を訪ねて 植物編 | アリ塚

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アリクイが混沌に導く、アリたちに築かれた秩序

続いて『植物編』です。鳳来寺山近辺には様々な植物相の要素が交錯しており、多くの種類の植物が自生しています。鳳来寺山ではホソバシャクナゲをはじめとした希少な植物や、日本で2番目の高さを誇る傘杉が見られます。

 

実はばかりを撮り過ぎて、他の標本についてはあまり良い写真を撮れていません。またいつでも来られるだろうと楽観視もしています。

 

鳳来寺山附近の植生の構成要素。『争いのないバルカン半島』って感じだ。

 

樹皮の棘が特徴のカラスザンショウ[Zanthoxylum ailanthoides]。食用にはならないが、特徴的なハチミツの蜜源になる。

 

以前苔プランターに植えていたカラスザンショウの苗。乾燥のし過ぎで枯れた。

 

クサギカメムシの名前の由来クサギ[Clerodendrum trichotomum]。果実の写真は写真フォルダの森の中。クサギカメムシについては右差しこちら

 

アカメガシワ[Mallotus japonicus]。生育期の新芽が赤いことから名付けられた。カシワとは縁遠い植物。

 

新城市をはじめとした奥三河地方は、豊富な森林資源の恩恵を受けて発展してきました。ここでも様々な樹種の材の特徴や用途が解説されています。

 

 

シダ植物が非常に豊富らしい。

 

ズラリと並ぶ植物標本の棚。

 

着生ランの標本。

 

コケ植物の標本。隣には地衣類も並んでいる。

 

 

帰り際、いくつかの植物を持ち込みに来た女性(60-70代?)に駐車場で出会い、その中からマユハケオモトの子株をいただきました。大切に育てようと思います。

 

いただいたマユハケオモト[Haemanthus albiflos]。「ハエマンサス」と言うと多肉・球根好きなら知っている人も多いだろう。種小名(albiflos)の通り白い花が咲く。